石造物の再調査

2回目の調査では、前回発見できなかった石造物を再調査した。結果として全28基中26基を発見できた。約30年前に発行された書籍に記載された石造物の殆ど、賽の神に至っては全てが現存しているという事実は、この場所にとって、賽の神は土地の要に座すべきものであるということだろう。

塞の神 道祖神

賽の神 道祖神は、村内と村外の境界や道の辻に祀られる石造物である。
しかし、この地域の賽の神は、子どもの守護神としての傾向が強く、ドンド焼きの際、
子どもたちが晴天を願い、石で賽の神の頭を打ち付ける風習もある。