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    三島市在住の美術家・住康平による展覧会を開催します。本展は、伊豆半島の付け根に位置する丹那盆地をテーマに 制作した絵画、写真、映像と、本展のために収集した丹那にまつわる資料によって構成されます。数年前に伊豆に暮らしはじめた住は、丹那に住む友人との関わ りを通じてこの盆地の特異な風土に気付きました。 盆地の中央を南北に走る丹那断層を中心とした独特の地形や、この断層を震源とした1930年の北伊豆地震と、その当時行われていた盆地の真下を走る東海道 本線の丹那トンネルの難工事に興味を持ち、それらを題材にした作品制作をはじめました。 丹那盆地を沿うように走る幹線道路から、盆地へ降りるつづら折りの坂道を下る時、目に見えない境界をまたいでその地に足を踏み入れる感覚があると住は言い ます。 盆地を歩いて目に留まった風景や盆地を一望する写真、美しい等高線の形に魅了されて描いた丹那盆地の地図、北伊豆地震を幼い頃に体験した老人との対話な ど、住が美術家としての視点で集めた「丹那の記憶」を通してこの土地の声を感じていただければ幸いです。

    日時|2014 年10月5日[日] – 10月12日[日] 10:00 –19:00(最終日は 17:00 まで)
    会場|KURUBUSHI–BASE(〒419 – 0012 静岡県田方郡函南町丹那315 – 1 中村園芸敷地内)
    主催|Cliff Edge Project実行委員会
    後援|函南町教育委員会
    協力|渓月山 長光寺
    企画|住康平
    制作|内野利江子(写真)、遠藤高史・加藤翔麗(ディスプレイ)、
       KURUBUSHI–WORKS(原田康補 + 瀬戸照済/映像)
    取材協力|相澤功 石川美代子 加藤活司 加藤正子 森康俊 中村康宏 川上大二郎 行貝チヱ
    資料提供|石川雅道 近藤正樹
    トークイベント|長光寺 柿沼忍昭 小林英治 松下理恵子 原田康補 住麻紀

    作家プロフィール
    住 康平 (Kohei Sumi)
    1979年飛騨高山生まれ。現在三島市に在住。2009年東京藝術大学大学院博士後期課程満期退学。作品と設置空間の関係、鏡面による作品と鑑賞者の関係をテーマに、インスタレーション(空間構成)による制作を行っている。